アポイ岳 自然観察会 2026年

アポイ岳 自然観察会 2026年6月28日


2026年6月28日
アポイ岳における地球温暖化の影響がどの程度深刻化しているのか確認するアポイ岳自然観察会に参加した。片道200kmを一人で運転するのも辛いから行ったことがなかった。標高810mの低山にもかかわらず往復5時間程度は舐めてはかかれない。登山口からしばらくは歩きやすいし、下草の低い明るい道は気分が良い。
危険な部分は皆無といってよいし、避難小屋までは木立の中を行くので暑くない。小屋から上部はゴヨウマツ自生地は天然記念物に指定され、幌満かんらん岩が現れた登山道になる。

     ロープ両サイドがお花畑だがハイマツで覆われ気味だ

日高山脈は2つの大陸プレートの衝突によってでき、地殻の下にあるマントルの一部が突き上げられるように地上に現れたのが「幌満かんらん岩」、つまりアポイ岳ということになる。地質が特殊なので標高が低くても高山植物が生えるらしい。しかし、近年アポイ岳では地球温暖化の影響でハイマツが伸長し、高山植物の群落が大幅に減少している。馬の背からお花畑になるのだが、一見すると全く高山植物は見えない。

 

よくよく見たらわずかな種類が見えたのだが、6月28日の今日であれば本来こんなものではないはずだ。自然観察会の担当者の方によると60年前(!)は花で溢れていたらしい。花の山アポイ岳を期待する人にとって期待外れかもしれない。とはいえ、単純に山としての魅力は大きいので登る価値は薄れない。近年は温暖化のせいか花季がかなり早まっているらしく、今の時期は花は終わっているのかもしれない。または、花にあまり関心ないがゆえに素通りしてしまったか。

            山自体は登って面白い


「復元を目的としてハイマツ低木林の伐採試験が2013年に開始された。その後アポイ岳保全ネットワークの検討により伐採試験が拡大されている」と説明されたが、完全な回復には至っていないのだろう。温暖化のスピードが早すぎて復元活動が間に合っていかもしれない。息の長い地道な活動がうまくいくことを願いながら下山した。